僕のトライ&エラー

肢体不自由の児童生徒が通う特別支援学校の教員である、僕の試行錯誤の記録

たたいてドンドン クレヨン+アイロン アート

2学期がスタートし、久々に図工の授業をしました。今回は「たたいてドンドン クレヨン+アイロン アート」ということで、クレヨンを木槌で叩いて潰し、それを画用紙ではさんでアイロンをかけて制作する内容です。画用紙は二つ折りにしてはさむのでデカルコマニーの技法になります。

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今回は木槌とアイロンと、普段は使わない&危険な道具を使用します。木槌で指を叩かないか、アイロンで火傷しないか不安でしたが、他の先生方のサポートもあって無事に子どもたちは制作することができました。

 

この内容は前々任校でベテランの先生がやっていた内容で、それを当時他のクラスだった僕は、横から見ていて面白そうな授業だなぁ、いつかやってみたいなぁと思っていた授業でした。しかし学校を異動してその先生とは疎遠になりましたので、詳しいことは聞けないんですよね。たまたま現任校にその授業に参加していた教員がいるので、色々聞いてみたんですが、あんまり覚えてなかったので、自分なりの工夫で授業を考えました。なのでベテランの先生がやっていた授業での作品の仕上がりとなんだか違う仕上がりになりましたが、これはこれで良いかな、と思える仕上がりになりました。

過去にあった素晴らしい授業が無くなっていく、ということは10年以上前から危惧されていたことです。それは教員の大量退職が理由です。確かにそのようなことに直面した今回の授業でしたが、そもそも指導案とかは学校を超えて共有しているシステムは無いので、結局は一緒の結果になっていたように思います。そもそも今回の授業のタイトル「たたいてドンドン クレヨン+アイロン アート」は僕の創作ですから。

もしも教育内容を残してこれからの時代に残していき、誰でもその内容を知るにはインターネットの力は必要なのかと思います。ブログとかSNSで残していくのは、そういった面では有効なのかもしれませんね。